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お知らせ

Webサイトを公開しました。

2019.09.19

 この度,令和元~4年度日本学術振興会科学研究費補助金挑戦的研究[開拓]「「大学入試学」基盤形成への挑戦――真正な評価と実施可能性の両立に向けて――」のウェブサイトを開設いたしました。
 大学入学者選抜の抜本改革による大学と高校の過剰負担が懸念されています。入試改革では,評価の真正性が追求される一方で,時間的人的コストについてはあまり重視されてきませんでした。本研究では,従来の労力注入志向を転換し,真正性と同時に効率性,信頼性,公平性を追求した実施可能性の高い入試方法の開発を目指します。
 本研究は,大学入試制度は長年にわたって理念と現実の狭間で大きく揺れてきました。大学入試を学際的研究手法の融合により大学入試学(Admission Studies)という学術分野として成立させるため,基盤となる理論及び実践モデルの提示を目的とした挑戦的研究です。本研究では研究課題を「堅実型選抜方法」と「挑戦型選抜方法」に大別し,6班方式で研究を遂行することとしました。「堅実型選抜方法研究グループ」では,「書類審査開発班」「面接試験開発班」「記述論述問題開発班」が共通様式,面接員マニュアル,論述式問題とルーブリック等の開発を行うことを計画しています。「挑戦型選抜方法研究グループ」では,「4技能評価開発班」「CBT開発班」「新評価方式開発班」が各方式の実施可能性を検証する予定です。
 高大接続改革の進行状況に合わせて研究計画を柔軟に調整しつつ,初年度からウェブサイトを通じて研究成果を発信していきます。
 どうぞよろしくお願いいたします。

研究代表者            
東北大学高度教養教育・学生支援機構
教授 倉元直樹